今年上陸したのが二つ目の台風まではあまり大きな被害を残しませんでした。しかし、14号は西日本地域に大きな被害を残していきましたし、東京でも中小河川の氾濫を引き起こしました。田畑では冠水したり、倒伏したところもあるでしょう。また土砂崩れなどで大きな被害を受けた地域もあることでしょう。お見舞い申し上げます。暑い夏も終わり、秋の農作業が忙しくなってきます。
運動の時期が地区によって異なりますが、「秋の農作業安全運動」が始まりつつあります。協会発行のポスターもまもなく売り切れとなります。まだお申し込みいただいていない県の担当者の方、お申し込みお待ちしています。
春と並んで農作業事故が多発します。わざと事故を起こす人はいないのですが、気がついたら事故になっていた、というのが現実です。だから事故を起こしてもよいとはいえません。身に迫り来る危険の芽を事前に摘むことができればヒヤリ体験だけですむでしょうが、危険の芽を察知できなければ事故が現実となってしまいます。収穫の喜びには、収穫物の質と量だけではなく、怪我なく、体調も崩さず、作業が終了することが一番です。質と量にこだわって、無理な作業を行い、計算できないほどのダメージを受けるのでは喜びはついてきません。
危険を予測する習慣を身につけ、休憩を含む適切な作業計画を立て、正しい機械操作をし、周辺の非農家の方たちとの交流をはかり、道路交通との協調もする、多くの守らなければいけない項目がありますが、関係する地域から事故を発生させないために安全第一を忘れないでください。
安全確保のためにどのような活動をすればよいかわからない、とお考えの方、本会から出している安全啓発のパンフレットを参考にしてください。この秋には、以前に出版したもののデータを更新したものをリニューアル刊行予定ですし、年末までには書き下ろしのパンフレットも刊行予定です。どうぞご活用ください。
-近日刊行-

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